どうも、漫画アート芸術家の粕川です!@artkasukawa
本日は制作実績の記事となります。
2019年7月に、いつもお世話になっているアマテラスチャンネル様からの発注で「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」という漫画を制作させていただきました。
「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」は筆者が漫画制作後、アマテラスチャンネル様のほうで編集してくださり、電子書籍としてAmazonで無料公開されています!
⇒「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」をAmazonで無料ダウンロードしてみる
ありがたいことに「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」は、たくさんの方にダウンロードしていただけているようで、感謝でいっぱいです。
「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」は、Amazon以外の場所でもダウンロードできる場所があるのですが、2019年9月2日時点で2800ダウンロードを超えているようです。
さらに「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」は、Amazon売れ筋ランキングで青年マンガ部門無料Top100において、7位にまで上がりました!
日を追うごとにランキングは下降していきましたが、無料ダウンロードとはいえ有名作品「金田一少年の事件簿」より上位につけていたこともありました。
2021年1月28日追記
DQNの川流れについて描いた漫画は2021年1月においてもAmazonの無料青年漫画ランキングにて7位を記録しておりました!
読んでくださった皆さま、ありがとうございます!
「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」って、どんな漫画なんだ?
「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」は実際に起こった事件を元に、創作を加えて制作した漫画です。
筆者は「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」を描くなかで、感じた学びがありました。
この記事では「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」の元となった事件を紹介するとともに、漫画を制作するなかで感じた学びについて書いていきます。
Contents
「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」を無料で読みたい人はこちらから
漫画「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」は、Amazonで無料ダウンロードすることで読めます。
ここでは漫画の雰囲気をお伝えするため、「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」の初めの2ページのみ掲載します。
「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」の冒頭2ページ
⇒「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」をAmazonで無料ダウンロードして読んでみる♪
漫画「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」は、アマテラスチャンネルを運営する編集の方の発案で誕生しました。
「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」の打ち合わせをした後、筆者が漫画のネームを描き、ネーム内容を確認してもらいました。
その後、クリップスタジオペイントEX(漫画制作ソフト)とペンタブを用いて、完全デジタルで漫画制作をしています。
編集の方が「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」に込めた思いは以下の記事に書かれているので、興味のある方は以下の画像か文字リンクをクリックしてご覧ください。
⇒「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」に込められた思いを読んでみる♪
DQNの川流れ(玄倉川水難事故)とは?
DQNの川流れ(玄倉川水難事故)は、1999年8月14日に神奈川県の山奥にある玄倉川(くろくらがわ)という渓流で起きた水難事故です。
幼い子供をふくむ若い男女計13名が、自然の怖さを無視したために川に流されて亡くなりました。
DQN(ドキュン)とはインターネットで使われる俗語で、非常識かつ反抗的な人を意味します。
そんなDQNの人たちが、川流れにあった事件でした。
「河童の川流れ」ということわざが言葉の元になっているため「川流れ」とありますが、ダムや海などでの水難事故も該当します。
DQNの川流れの犠牲者になった人たちはDQNと呼ばれるだけあって、自業自得といわれても仕方ない対応をしています。
以下にDQNの川流れの概要を書いてみます。
スポンサードリンク
DQNの川流れ(玄倉川水難事故)の概要
1999年8月13日、神奈川県にある会社「富士繋」で働くトラック運転手の一家とその関係者が、玄倉川でキャンプをしていました。
メンバーは6名の子供と、若い男女合わせて25名いました。
彼らは川の中州(なかす)という危険な場所で、キャンプを始めてしまいます。
中州とは、川の上流から流れてきた堆積物がたまった場所のことで、川の水位が低い時は陸地にもなります。
しかし天候が変化して川の水位が増せば、水没してしまう危険な場所なのです。
山奥の天気は変わりやすいので、いつ川が増水するか分かりません。
さらに事件当時、玄倉川の近辺は熱帯低気圧が近づいており、大雨洪水注意報が出ていました。
そんな危ない状況でもかまわず、DQNは中州でキャンプをしてしまったのです。
まもなく豪雨になり、玄倉ダムは放流予告の警報をならしました。
ダムが放流すれば川は増水します。
ダムの管理者は何度も退避するようDQNに言いましたが、若者たちは無視。
ダムが放流した後21時10分ころ、警察がやってきて若者たちに避難するように言いました。
しかし若者たちは警察に暴言をはき、警告に従いません。
このときDQNは「警察にそんなこと言われる筋合いはねえ」と文句を言っています。
メンバーのうち危険を感じた7名は現場から退避しましたが、18名は中州に残り続けました。
この時点で川の勢いは増し、水位も上がっていたので、中州から移動するのも危ない状況です。
メンバーの中には子供もいたので、避難するのは翌朝の方がよいと警察は判断しました。
18名は、そのままテントのなかで寝てしまいます。
翌14日の5時35分には雨の勢いがさらに増して、水位は大人のヒザ下あたりまで上がっていました。
前日に退避していたメンバーや警察が、18名に避難するよう警告しましたが誰も動きません。
この時点では中州から対岸まで陸続きになっていたので、なんとかなると思い警察は帰ってきます。
しかし8時30分ころ、ついに中州は水没してしまいました!
大人の腰くらいの高さまで水位は上がっており、対岸までは80メートルも距離がありました。
テントも流されてしまい、18名はパラソルにつかまってなんとか水流をこらえている状態です。
まもなく救助隊がきましたが、暴風雨のため救助がうまくいきません。
また霧が濃く谷間の地形であるため、救助用ヘリコプターも出せない状況でした。
玄倉ダムは人命救助のため一時的に放流を止めました。
しかし大雨なのですぐ満水し、放流しなければ玄倉ダムが決壊する危険にさらされます。
このため5分後には、また放流を開始。
その後テレビカメラもやってきたので、18名の惨状は生放送でテレビ中継されることになりました。
救助隊が必死で救助活動をしているなか、18名のリーダーは驚きの暴言をはきます。
自分たちが原因でこの事件を起こしたにもかかわらず、「モタモタするな」「仕事なんだから早く助けろ」などと叫びました。
AM11時30分ころには、水位が大人でも胸の高さまで達します。
もはやパラソルも流され、18名は濁流をこらえるのが限界にきていました。
ついにテレビカメラが生中継するなか、18名は全員流されてしまいます!
この瞬間1才の幼児を抱いていた伯父が、陸に向かって子供を放り投げています。
近くにいた人が川に飛びこんでくれたので、1歳の子供は助かりました。
18名が流された方向には、下流につながる崖のように高い堰堤(えんてい)がありました。
ただでさえ暴風雨のなかで堰堤に落ちるというのは、滝つぼから流れ落ちるようなものです。
18名の内リーダーを含む5名は、岸辺に流れついて助かりました。
しかし、残り13名は堰堤から流れ落ちて亡くなってしまったのです。
この事件がきっかけで、台風の強度を示す表記が変更されることになりました。
これまでは台風の強さを示す尺度として「弱い台風」という言葉がありました。
しかし「弱い」という表記は、台風の脅威を軽視させる危険があります。
そのためDQNの川流れ以降は、台風の強度を示す表記が「強い」や「非常に強い」に変わったのです。
DQNの川流れリーダーが言った驚きの暴言!
DQNの川流れで助かったグループのリーダーは、驚きの暴言をはいています。
流された人の救助をしている救助隊に向かって、「テントを回収したら返してくれ」と場違いな発言をしているのです。
さらに地元の人が差し入れでくれたおにぎりを食べたリーダーは、「まずい!」といっておにぎりを地面にたたきつけたといいます。
反省の色がまったく見えないのです。
また、これだけの事件を起こしたら生還者は謝罪の会見をすることがあるもの。
しかしDQNのリーダーは、最後までなんの謝罪もありませんでした。
これら非常識な言動がテレビで放送されてしまったので、DQNのメンバーは大きな非難にさらされました。
世間の見方としてはDQNの川流れの被害者たちに同情しつつも、自業自得という意見が多数出ています。
DQNの川流れは、川に流されて13名が亡くなる悲惨な結末となりました。
しかし同じくらい、DQNのありえない言動が衝撃的な事件だったのです。
スポンサードリンク
2019年8月14日に起きた新・DQNの川流れ
なんとDQNの川流れから20年経った2019年8月14日に、新・DQNの川流れと呼ばれる事件が起こっています!
新・DQNの川流れは、大分県玖珠町の大谷渓谷近くでおきました。
天候が悪いなか、中州でバーベキューをしていた18名の車が増水のために水没。
DQNの川流れと同じような状況になった18名は、消防署に救助連絡を入れました。
1999年のDQNの川流れから20年後の同じ日に、共通点が多い事件が起こったのです。
筆者は、何か意味深な感じのするニュースだと思いました。
DQNの川流れから学べること
DQNの川流れから学べることがあります。
それは、自然の脅威を甘く見てはいけないということです。
毎年夏になると、渓流付近でキャンプなどを楽しむ人たちがいるものです。
自然は美しい場所ですが、同時に怖さもあります。
山奥では、いつ天候が悪化するかわかりません。
キャンプを楽しみながらも、いざというときの安全対策はしておく必要があります。
たとえば中州ではキャンプをしないとか、天候が悪い時は山奥でのキャンプを避けるとか、人の忠告は素直に聞くとか。
DQNの川流れは、自然の怖さを思い知らせてくれる事件です。
DQNの川流れが起きてから20年が過ぎ、あの事件を知らなかったり、忘れてしまった方がいるかもしれません。
そんな方たちにDQNの川流れのような事件があったことを思い出してもらい、教訓にしてほしいとの思いから「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」が作られることになりました。
二度とDQNの川流れのような事件を起こさないためにも、自然のなかでキャンプなどをするときは、十分気をつけて行いましょう!
DQNの川流れの概要を知って「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」を読みたくなった方は、以下のリンクをクリックしてAmzonから無料ダウンロードをしてください。
⇒「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」を無料ダウンロードしてみる
「DQNの川流れ~自然を侮るヤンキーたちの末路」以外の筆者が作った制作実績は、以下のリンクに載っています。
最後までお読みくださりありがとうございました♪